こんにちは!ろろです!
今回は『護縁』を実際にやってみたレビューを画像を交えながら解説していきます!
護縁ってどんなゲーム
『護縁』はNCSOFTが配信する「縁」がテーマとなる英雄たちのコマンドバトル×アクションRPGです。
主人公は護縁門の最後の後継者であるユッシ・ユキです。
ある時、護縁門はイル・デンセルなる人物によって、壊滅状態になってしまいます。
「ドラマティック縁バトルRPG」と銘打たれた本作では、MMORPG「ブレイトアンドソウル」の3年前の世界を舞台に、ユッシ・ユキが護縁門の再建を目指して仲間と冒険を繰り広げていきます。
アニメ風の可愛らしいグラフィックスからイメージできるとおり、ストーリーは基本的にコミカルです。
ゲームの構成としては、「エピック」と呼ばれるメインストーリーを進めながらバトルをしていく感じで、序盤(4章くらいまで)はチュートリアル的要素が強く、指示通りに進めれば難しい場所はありません。
護縁のおすすめポイント
コマンドバトルとアクションの両方が楽しめる
『護縁』では、手応えのある3Dアクションが楽しめる「フィールドバトル」と奥深い戦略性が楽しめる「ターン制バトル」という異なる戦闘システムを両方堪能できるのが魅力です。
ストーリーを進める上では、基本的にフィールドバトルを行うことになります。
フィールドバトルでは、デッキのリーダーに設定したキャラクターをリアルタイムで操作します。残りの4名はいわゆるスキル扱いと考えるとわかりやすいと思います。
スキルを連続で発動すると「協力技」が使えるようになります。「協力技」を使うと敵のスキル発動をキャンセルすることができ、大きなダメージを与えることができるので、かなり有利にバトルを進められます。
加えて、フィールドボスとのバトルでは、敵の突進攻撃をうまく誘導してフィールド上の岩にぶつけてスタンさせたり、敵が生成した毒地帯から敵をおびき出して攻撃したり、様々なギミックが登場します。
もう1つの「ターン制バトル」は、コンテンツ「心象修練」やストーリー上の特定のボスバトルでプレイすることになります。
各ステージには「挑戦課題」が設けられており、課題をクリアし敵を倒すと次のステージに進める形式です。課題の中でも特に「ターン制限」については、敵の弱点をしっかり理解した上でデッキを構成しないと、敵を倒せたとしてもターンオーバーになってしまうので注意が必要です。
デッキビルディングの面白さ
『護縁』では、ターン制バトルでもフィールドバトルでも、5人1組のデッキを作って戦います。デッキを構成する英雄は60人以上もいるため、様々なコンテンツやボスに対して最適なチームを組む「デッキビルディングの面白さ」を感じることができます。
60人以上いる英雄は、イケメンや美女揃いと思いきや、老若男女幅広く取りそろえられており、動物型のキャラクターも含まれているよ!
英雄の多くは「英雄召喚(いわゆるガチャ)」のほか、様々なコンテンツの報酬として得られる「友好度」によっても獲得できます。
デッキ編成のポイントは各キャラクターに設定されている「属性」と「役割」です。
まず属性ですが、敵には弱点属性が設定されているため、弱点属性のキャラでデッキを組むのが基本となります。ただ、敵が弱体化すると全属性の与ダメージが上昇するため、いわゆる属性染めが最適解にならないことも覚えておきましょう。
次に役割ですが、味方を回復させる支援型を1名、敵にデバフをかけて弱体化させる戦略型を1名組み込んで、残り3名は敵の行動パターンや攻撃力等を踏まえて攻撃型と守護型に振り分けるとバランスが良いと思います。
序盤は主人公ユキの持つ水属性が弱点に設定されている敵が多いため、デッキ編成を深く考えなくても難なく攻略できてしまいますが、あるタイミングからそう簡単には行かなくなるので、序盤の間に色々な英雄を獲得し、多彩なデッキ編成ができる準備を整えておくのがベストです。
ストレスの少ないゲーム進行
『護縁』はMMORPGをベースとしていますが、MMORPGの定番要素である「PK(プレイヤーキル)」がないことに加え、反復的なプレイの負担が削減されているため、PvEと協力プレイに集中できます。
キャラクターの育成についても負担が軽減される「装備やレベルの共有」という機能が存在します。
英雄1名の装備を最大3名に共有できるので、全員分の装備を集めなくても大丈夫です。
また、英雄同士で師弟関係を結ぶと師匠のレベルを弟子に共有でき、これを使えば獲得したばかりの英雄でも即戦力になるので、育成のストレスが軽減されます。
まとめ
『護縁」を実際にやってみた感想としては、、、
ゲームのタイトルどおり、「縁」を大切にしているなと思いました。
60人以上も英雄がいれば、普通は強い(能力が高い)キャラと弱い(能力が低い)キャラに分かれてしまい、弱いキャラは使われないケースが多いですが、本作では60人それぞれが違った特徴を持っていて、誰でも力を発揮できる場面があるという状況は、60人以上の英雄それぞれとの「縁」があると捉えました。
また、MMORPGでありながらPKが無いというのも一度つくった「縁」を壊すようなことはしないという意志が感じられました。
舞台が「ブレイトアンドソウル」の3年前の世界とあって、同作のキャラクターや地名が「護縁」にも登場するので、それを知っている方たちにとっては「なつかしさ」を感じるゲームですが、それを知らない方でも十分に楽しめるゲームだと思いました。
ひとつひとつが丁寧につくりこまれているため、長期的にゲームを楽しみたい方に向いていると思います。